お座敷列車はどこで乗れるのか

お座敷列車とは

 

 

お座敷列車という名前を聞くと誰もが「観光」を連想すると思います。一度はこうした観光専用の列車で旅行に出かけたいものですが、このお座敷列車はJRグループではジョイフルトレイン(Joyful Train) という属性に入れており、団体専用列車やイベント列車・行楽輸送列車などの臨時列車が対象となっています。

 

ジョイフルトレインの始まりは1983年に日本国有鉄道東京南鉄道管理局が製造した「サロンエクスプレス東京」という欧風列車とされており、それ以前に製作された同種の観光専用列車も総称するようになりました。

 

特にその中でもお座敷列車は和風の内装にしていることが大きな特徴で独特のくつろぎ感が魅力となっています。

 

車両の定義としては外観や内装が一般の車両とは大きく異なる車両で編成されたもので、特に内装部分では、畳などを敷いた和式であること、サロンや宴会のできるコーナーがあること、座席などの配置が内側から窓側を向いていたりするなど特殊な配置を持つこと、などが挙げられ、和式車両やサロン車両の多くはグリーン車扱いとなっています。

 

ちなみにJR東日本(東日本旅客鉄道)ではもう少し広い定義をしており、外観や内装が他の一般車両と大きく異なる車両であれば、団体専用列車用以外でもジョイフルトレインと呼称しているようです。

 

ただ残念なことに景気低迷のあおりを受けて、小人数での旅行やバスでの旅行が主流となってしまった現在では団体専用列車を使う機会は減少傾向で、JR各社では大人数に対応したお座敷列車などのジョイフルトレインも減少傾向にあるようです。それだけに是非ともお座敷列車に乗ってみたいと思っている人は、どこで乗れるのかが気になる点となっているはずです。