お座敷列車はどこで乗れるのか

JR北海道のお座敷列車

 

 

北海道ではお座敷列車の活躍の場がまだまだあります。JR北海道のお座敷列車の代表は「お座敷車キハ183系」でしょう。これは1999年に登場したキハ183系気動車6000番台の3両編成の列車で、キハ183 6001・6101、キハ182 6001 で構成されており、札幌運転所に所属しています。

 

N183 系の2両は130 km/h 運転対応を全車に実施、120 km/h 車とのブレーキ切替機能を装備し、他の本系列全車との連結も可能です。青函トンネル通過対策もOKでトンネル内を電気機関車牽引により本州に乗り入れることが可能です。

 

外部のカラーリングは側面上部が濃灰色、正面と側面下部が赤色、車体裾部とスカートが金色です。団体臨時列車として単独編成での使用以外に、閑散期には定期特急列車に併結して使用することもあり、団体使用時は床面を完全にフラットにしますが、定期列車併結時には左右に2人用と4人用の座卓を設置しています。座卓の下部は深さ 30 cm の掘り炬燵構造となっているのが特徴です。

 

他には「お座敷列車キハ400形」が1998年から登場し、苗穂運転所に所属しています。これは客室を可能な限り広くするために前位側のデッキを取り除き、室内は床面をかさ上げしたカーペット敷きです。深さ30cmの掘り炬燵構造なのは北海道独特の構造で、乗客が足を伸ばしてくつろげるように配慮されています。

 

JR北海道旅行センター旭川支店では、「旭川から北海道を時計回りに1周!鉄道ファンに楽しいぐうたら企画」を案内しています。キハ400 形気動車・ヘッドマーク付で運行するので、新聞・雑誌をゴロ寝で読むこともでき、初日は足湯も楽しめる川湯温泉・摩周に停車、宿泊は釧路と函館。駅前または市街を選ぶことができます。